完全母乳育児のメリットデメリット!完全母乳育児を目指す人必見

赤ちゃんをママの母乳だけで育てる方法を【完全母乳育児(完母)】といいます。

わたし自身、2人の子を完全母乳で育てましたので、その体験談も踏まえながら、メリット・デメリット等を紹介します。

 

 

完全母乳のメリット

母乳育児が良いと聞くけれど、実際はミルク育児と比べて何がいいの?

厚生労働省の調査によると、妊娠中の96%ものママが「母乳育児をしたい!」と考えているという結果がでています。

そこで完全母乳育児のメリットを実体験をふまえて紹介していきます。

赤ちゃんのメリット
  • 赤ちゃんに最適な豊富な栄養が含まれている
  • アレルギーの予防効果がある
  • 母乳から免疫がもらえるため、感染症の予防また重症化を防ぐ
  • 乳幼児突然死症候群のリスクの低下
  • ママとのスキンシップの時間が増える

など、たくさんのメリットがあります。

離乳食前の赤ちゃんは1日に8回程度授乳の必要があり、ママと授乳時間に触れ合うことにより、赤ちゃんにママのぬくもりと安心感を与えることができます。

ママのメリット
  • 産後の子宮回復がはやくなる
  • 産後ダイエットになる
  • ミルク代が節約できる
  • 調乳の手間を省ける(夜間は特に楽)
  • 外出時に哺乳瓶などの荷物がいらない

私が、一番メリットに感じたのは赤ちゃんが泣いたときに、手間をかけずにさっと母乳をあげることができたことです。

特に夜間に調乳するのは大変ですよね。

また、産後ダイエットの効果はすごいです!母乳をあげていると気づいた時にはもう妊娠前の体重に戻っていてびっくりしますよ!(体験談)

完全母乳のデメリット

そんなメリットばっかりの完全母乳育児ですが、デメリットはあるのでしょうか?

本当にちゃんと飲めてるの?

母乳だと飲めている量がわからず、本当にちゃんと飲めてる?足りてる?と不安になるときがあります。

授乳前後の体重測定によって、増加量は図ることができますが、家で授乳する時毎回行うのは大変ですよね。

その場合は、赤ちゃんの機嫌やおしっこの回数で足りているか判断するようにしましょう。

ママが大変!

新生児期は、1回に飲める量が少ないため授乳の間隔が短いです。

そのため、授乳しても家事をしている間にまたすぐ次の授乳・・・というように、ママの休む時間がなくなります。

そのほかにも・・・

  • 他の人に預けることができない
  • ママが食べ物に気を遣わなくてはならない
  • おっぱいトラブルがある

などのデメリットがあります。

私自身第一子のときに、乳腺炎になりかなり辛かった経験があります。

おっぱいトラブルは本当に辛いので、ならないように、繰り返さないようにしっかりと注意することが必要です。

完全母乳はいつから?いつまで?

完全母乳育児はいつからいつまでできるのでしょうか?

基本的に(特に第一子の場合)、出産後いきなり赤ちゃんが足りるほど母乳がでるわけではありません。

赤ちゃんに飲ませているうちに、徐々にしっかりと母乳がでるようになり、1カ月ごろで完全母乳になる方が多いです。

また、なかなか母乳が出ずに、おっぱいマッサージなどを繰り返すことによって、生後3カ月ごろから完全母乳になるママもいます。

いつまで母乳をあげつづけるのかは、ママと赤ちゃん次第です。

1歳前に保育園入園をするこの場合は、ミルク混合育児にする必要があるでしょう。

私は第一子は1歳になると同時に自然に卒乳しました。

周りも1歳の誕生日を目安におっぱいをやめる方が多いです。

完全母乳を目指すには

さて、メリット・デメリットを紹介しましたが、実際に完全母乳にするには、どのようなことをすればよいのでしょうか。

母乳の分泌量を増やす

母乳の量が赤ちゃんに足りない場合は、完全母乳はできません。

赤ちゃんに吸ってもらうと母乳の量も徐々に赤ちゃんが飲む量に合わせて増えていくので、初めは頻回授乳を心がけましょう。

また、あまり出ていないかも・・・というママは、おっぱいマッサージなどに通うのもおすすめです。

食生活や生活習慣に気をつける

母乳はママの食生活が直結しています。

バランスの良い食事をするように心がけましょう。

母乳によって水分がたくさんとられてしまうので、通常の生活以上に水分摂取をしましょう。

また、甘いものや脂っこいものを食べると乳腺炎になりやすくなりますので注意が必要です。

完全母乳にとらわれすぎないで!

ここまで紹介したように、完全母乳育児にはメリットもデメリットもたくさんあります。

「完全母乳で育てたい!」と思っても、ママが頑張りすぎて体調を崩したり、ストレスになってしまったりしたら意味がありません。

ママの体調や、ご自身の環境に合わせて、「完全母乳育児」「母乳ミルク混合育児」「ミルク育児」の選択をしましょう。